契約書には作成や精査を怠る3つの罠があります
相手とは信頼関係がある
問題が起こっても信頼関係で解決できる
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当事者だけでなく第三者の利害も絡むと
相互の信頼関係だけでは解決はできない
他の文書で間に合っている
注文書と請書で取引成立は証明できる
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注文書と請書に取り決めていないこと
が起こると紛争になる危険がある
相手が作成してくれる
相手が作成するのでそのまま締結する
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知らぬ間に相手に都合の良いことが定め
られていると予想外の制約や不利を被る
契約書は知的資産経営に必須の武器です
どんな企業も、長年にわたって事業を続けてきた中で育んできた創意工夫を有しています。目には見えなくても、これも立派な資産です。知的資産と呼ばれています。
この知的資産である創意工夫の在り処や内容を明らかにして、企業内部で認識し、それらの全部または一部を組み合わせながら有効活用して、収益につながる手法を知的資産経営といいます。
知的資産として立派な技術やノウハウを蓄積し、それに裏付けられた製品やサービスを開発、展開することは、企業経営において大変に重要です。
しかし例えば、取引相手との契約で不利な条件を受け入れては、せっかくの知的資産を最大限に有効活用できず、結果的に芳しい業績は上げられません。
そこで、せっかくの知的資産を守り不利な制約を受けないように、また権利として第三者に主張できるように、自ら契約書を作成し、あるいは相手方作成の契約書を精査のうえ締結することがとても重要です。
しかし、冒頭で紹介した3つの罠のために、残念ながら契約書を作成せず、あるいは相手方作成の契約書を精査せずに、そのまま締結してしまうことが少なくありません。それは経営的にはとても危険なことです。
それを教えてくれる、ある女性社長の経験をブログでご紹介しています。ぜひご覧ください(ブログを見る)。
ご依頼者に寄り添って契約書を作成します
1部上場企業の法務部長として、英文契約書も含め大変多くの契約書の作成や検討に携わってきた経験。
ときには巨大企業との間の力関係で、あるいは取引上の力関係で、こちらの主張がすべて通らず、悔しい思いをしたことも……。
しかし何時いかなる時も、どの企業とも、真摯に向き合ってきました。
決して自社だけ良ければ、それで良いという姿勢でなく、公正公平の下にWIN-WINを目指して。
このように豊富な経験、そして時には悔しい思いをしながらも、しかし信念をもって取り組んできた実績があるからこそ、単に理屈を振り回すだけでなく、ご依頼者の立場に寄り添って契約書を作成、検討することができます。
なお、契約書の原案ができれば、それで業務は一旦完結し、相手との契約交渉を踏まえた修正は別料金ということも世の中には多いですが、当方は追加料金なしに相手との契約交渉が終わるまで完全サポートいたします。
建設業のための契約書ワンポイント講座
建設業界では、工事請負契約書を結ばないことが少なくありません。しかし経審という制度があり、完成工事高を確認するため、工事請負契約書を結んでおくことは有益です。
また今後、事業承継がますます問題になっていきますが、大切なこと、重要なことをあらかじめ契約書で明文化しておくことは、事業承継を成功させるコツでもあります。
動画で建設業のための契約知識をご説明しています。どうぞご覧ください。